佐伯祐三展@大阪市立美術館④オーヴェル・シュル・オワーズ
2008年 10月 03日
先ず、何よりも、この地において、フォーヴィスムの画家モーリス・ド・ヴラマンクとの出会ったこと。彼から「アカデミズム」と罵倒され大きなショックを受けたことで、彼の絵画、そして彼自身が大きく変わることとなったことはご存知のとおり。
ところで、佐伯がオーヴェル・シュル・オワーズを3度も訪問しているのは、敬愛するゴッホの終焉の地であるとともに、多くの優れた作品を描いたところだからでしょう。
ゴッホの傑作として名高いオーヴェルの教会も佐伯は描いています。おそらくゴッホへのオマージュという意味合いもあるのでしょう。

同じくゴッホが描いた村役場についても筆をとっています。


なお、この村役場に関しては、個人的には佐伯の作品の方に軍配を挙げたいと思っております。
ゴッホと佐伯祐三を単純に比較するのは避けるべきかもしれませんが、ゴーギャン、ヴラマンクという芸術家との葛藤と精神的ショック、精神的に不安定になったということ、芸術家であることを貫いたということ、そして壮絶で短い人生。
なにかしら、佐伯の意図ではないにしろ、ゴッホを後を追うように人生を駆け抜けていった気がいたします。

