外国人居留地時代の標柱@神戸旧居留地
2008年 04月 16日
現在の大丸百貨店の南あたりは安政5年(1858年)締結されたアメリカ合衆国をはじめとする5箇国との修好通商条約により設けられた外国人居留地の跡です。
居留地は西洋の都市計画手法により126区画に整然と分けられた敷地に、外国商館などの近代洋風建築物が数多く建てられ日本の中の西洋とも言うべき得意な景観を呈していました。先日ご紹介した神戸旧居留地15番館(旧アメリカ領事館)もその商館の一つ。
この標柱はその第15番館と第16番の区画の境界を表す石柱で、石柱の下部には1番と16番区を分ける表示が見て取れるとおり、当地区の歴史を語る貴重なものです。