京都御所春季一般公開(10)御常御殿(おつねごてん)
2008年 04月 15日
内部は15室からなります。
御常御殿のニの間には盤双六をしている人形2体が展示されていました。

2人用のレースゲーム。24の区画の上を各自15個の駒を置き、交互に2個のさいころを振って進め、先にゴールに入れた方を勝ちとするもの。西洋のバックギャモンに類似していますね。盤双六はかなり思考力を要求するゲームであり、古くは、双六を囲碁・将棋と合わせて『三盤』と称したそうです。これは男女を問わず貴族のたしなみだったそうです。
ニの間あたりの杉戸絵です。
蹴鞠の図でしょうか。

川があることから曲水の宴のようなものでしょうか。

舞楽ですね。

最も格式の高い上段の間は天皇の御座所。
京狩野派の狩野永岳の「桐竹鳳凰図」等の襖絵で飾られています。




なお、次のような杉戸絵もありました。なかなか面白いですね。
