かん袋の「くるみ餅」
2007年 11月 06日
かん袋は、鎌倉時代末期に創業という極めて古い店。この「くるみ餅」は、「胡桃」が入っているわけではなく、タレで餅をくるんで茶菓子としたことから「くるみ餅」と名づけられたとのこと。
タレは、「ずんだ餅」の素材である枝豆をすりおろしたものがベースとなっているように思います。このタレが抜群に美味いのであります。また、お餅も柔らかく、わずかに塩味を感じさせるのですが、その塩味とタレの甘味のバランスが絶妙。
久々に頂きましたが、やっぱり美味い。
堺には美味しい和菓子が多いのですが、かん袋の「くるみ餅」は筆頭格ですね。大寺餅河合堂も「くるみ餅」を作っている(大阪ミナミのなんば高島屋で入手可)のですが、それも充分美味しいのですが、かん袋の「くるみ餅」の方が一枚も二枚も上という感じです。どう違うかというと難しいのですが、タレにコクと旨みが違う、餅も質感が心地よいとしか言いようがありません。
かん袋のくるみ餅の方が若干高かったように思うのですが、充分その価格差以上の味の違いを感じました。なお、かん袋のくるみ餅は、堺のかん袋さんでしか入手は不可能です。
そのあたり、いいものを作るという職人としての誇りと良心を感じさせます。
かん袋のサイト
株式会社かん袋
〒590-0964
大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1
電話 072-233-1218