西洋古楽器による小演奏会Vol.32@ギャラリー草片
2007年 09月 29日
プログラムもフランス宮廷音楽のオトテール、ラモーなど、途中で英国のヘンリー・パーセル、ジェームズ・オズワルドあたり、そして、バロック名曲喫茶と称して、「G線上のアリア」として名高いバッハの管弦楽組曲第3番ニ長調のアリアや、伝ヴィヴァルディのソナタ「忠実な羊飼い」となかなかバラエティに富んでおり、クラシック入門者でも知っている馴染みの曲からクラオタゴコロをくすぐる、「うん? コレ何」という曲まで良く練られておりました。
演奏自体も赤坂放笛さんがバロック・オーボエ、リコーダー、そして珍楽器の一つだと数えていいと思うのですが、オーボエ・ダ・カッチャを持ち替えての熱演振り非常に楽しかったです。特に、オーボエ・ダ・カッチャの音色を聴くのは全く初めてでしたので、これは大きな収穫でございました。

↑一番左のヘンテコな形のものがオーボエ・ダ・カッチャ
また、チェンバロの吉竹百合子さんの演奏も実に堅実な伴奏ぶりでしたが、ソロのラモー、コレットあたりは「弾むような」演奏、良かったです。「弾む」といえば、アンコールで演奏されたジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(Joseph Bodin de Boismortier)の「蚤」。いやあ、面白い曲ですね。「蚤」がピョンピョコ跳ねるのをモチーフとする非常に愛らしい(笑)曲。この時代、楽器で動物特に鳥などを模倣することが多いのですが、「蚤」とはねえ(笑)。ちなみに、日本オリジナルで「虫」に因んだ音楽って結構あるのですが、西洋にはほとんど虫の鳴き声をモティーフとしたモノって皆無に近いそうな。確か、「コオロギ」はあったように思うのですが・・・。違いましたっけ。


↑当日、吉竹さんが使用されたチェンバロです
日本人を虫の声を聴いて楽しむことができるのですが、西洋人は虫の声はノイズに過ぎないと赤坂氏おっしゃってました。そうかもしれません。
なお、途中休憩を30分程度取って、関西の紅茶文化の伝道師にして、関西で紅茶文化を語る上で欠かすことができない堂島のムジカのオーナー堀江敏樹氏による楽しい紅茶のお話と堀江氏自らいれていただいたダージリンティを楽しみました。お話自体、大変面白く、紅茶の入れ方から、昨今のペットボトルによるお茶ブームなどなかなか含蓄のあるお話でございました。そして何よりも堀江氏が入れていただいたダージリンが美味しくって・・・。ダージリンの夏のお茶(ダージリンは春、夏、秋の年3回お茶を摘むそうな)自体、茶葉も大きく、イイモノをお使いになっているとは思うのですが、モチロン、砂糖、ミルク抜きでいただきました。いやあ、美味いのナンのって。
さて、演奏会の内容等については小出しに投稿していくことにいたします。長くなりますので。
~西洋古楽器による小演奏会Vol.32~
古楽・風雅なあそび心 茶論 de バロック
~Mr.Tea(堀江敏樹)による美味しい紅茶&紅茶のお話~
9月28日(金)午後7時~
場所:ギャラリー草片(くさびら) 大阪市内南森町
主催:そう楽舎
演奏者:吉竹百合子(チェンバロ)
赤坂放笛(バロック・オーボエ、リコーダー、オーボエ・ダ・カッチャ)
《プログラム》
~フランス宮廷音楽~
ジャック・マルタン・オトテール:組曲ソナタハ長調 Op5-3
ジャン・フィリップ・ラモー:恋の嘆き
ミッシェル・コレット:フュルスタンベール
~紅茶と楽しむブリテン諸島のメロディーその1~
ヘンリー・パーセル:劇付随音楽「ムーア人の復讐」よりロンド
作者不詳:グリーンスリーヴス
ターロウ・オ・キャロラン:Bridget Cruise ~作者不詳 The Butterfly
ターロウ・オ・キャロラン:大きな妖精と小さな妖精
~Tea Time~
~紅茶と楽しむブリテン諸島のメロディーその2~
ジェームズ・オズワルド:季節の歌「秋」より なす科の植物
~バロック名曲喫茶~
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068よりアリア
バッハ:ソナタBWV525 第1楽章
伝アントニオ・ヴィヴァルディ:ソナタ「忠実な羊飼い」
《アンコール曲》
東儀秀樹の曲だと思うのですが・・・不明
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:「蚤」
実はもう1曲アンコール曲があってメモにしたためたのですが・・・

