モンティ:チャルダッシュ

ルツェルン・カルテットの演奏会でアンコール曲のうちの一つとして演奏されましたヴィットリオ・モンティ作曲のチャルダッシュ。モンティ自身は、イタリアのナポリ出身なんですが、チャルダッシュは、「酒場風」という意味のハンガリーの民族舞曲のこと。ルツェルン・カルテットのヴィオリニストの1人タマス・マイヨルさんの故郷ハンガリーのお国モノということで演奏されたのでしょう。

なお、この曲は、ラサンというゆっくりした物憂げな導入部とフリスカというハイテンポな2/4拍子の舞曲により構成されていますので、演奏者は、テクニックと歌心どちらも問われることになります。

ところで、19世紀には、さて、ウィーンをはじめヨーロッパ中で大流行を極め、ウィーン宮廷は一時チャールダーシュ禁止の法律を公布したのだそうな。

なお、モンティは、晩年は指揮者としてパリでバレエやオペレッタをいくつか作曲したとのことですが、「ジェラシー」のガーダ童謡、チャルダッシュ以外の曲はほとんど知られていないようです。

モンティ:チャルダッシュ_b0063958_1251260.jpgさて、この曲は、ヴァイオリン曲として名高い曲なのですが、スペインの天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアがフラメンコギター曲として録音したものがありました。確かテレビでも放映されていたのを記憶しているんですが、その超絶的指裁きに驚きを隠せなかったこと記憶しております。
by tetsuwanco | 2007-07-30 12:49 | 未分類

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by てつわんこ
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