ゲルハルト・ボッセ&神戸室内合奏団@神戸新聞松方ホール ウィーン古典派の輝き
2007年 06月 17日

実は、予てから、この演奏会にどうしても行きたかったのでした。といいますのは、第1に今年、神戸室内の定期演奏会でボッセさんが松方ホールでタクトを振るのは、今年はこれが最後で、後は老朽化著しく、音響ももう一つの神戸文化ホールの中ホールだということ。はっきり言って、神戸市演奏協会さん、マエストロ・ボッセに失礼だと思いますよ。あの神戸文化ホールじゃね。せっかく、いつも素晴らしい演奏を提供してくれているのに。
第2に、ボッセさん、久々にウィーン古典派をまとめて取り上げてくれること。特に、昨今演奏機会がめっきり減少してしまったハイドンの交響曲を演奏してくれること。それが、実演に接したことのない第86番を演奏してくれるというから、なおさらであります。
さて、ほんとうに素晴らしい演奏でした。特に、ハイドンの交響曲第86番、素晴らしかったですね。ここ数年、ずっと、ボッセさん&神戸室内合奏団を追っかけてきたのですが、ベスト・パフォーマンスと言っていいんじゃないかなと思っています。
それに、陳 政宇さんという素晴らしい若手ピアニストの存在も知ったのも大きな一つの成果でした。
詳しくは、また後ほど。
07.6.17(日)14:00 神戸新聞 松方ホール
神戸室内合奏団 定期演奏会 ウィーン古典派の輝き
指揮/ゲルハルト・ボッセ ピアノ/陳 政宇 曲目:モーツァルト/交響曲 第36番 ハ短調 KV.425「リンツ」,ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 KV.467,ハイドン/交響曲 第86番 ニ長調 Hob.I -86
なお、モーツァルトのピアノ協奏曲の後に、チャイコスキーの「ロマンス」作品5 ヘ短調 作品5のアンコールあり。