小小心縁(3)
2007年 06月 14日
ところで、ほんとうはフカヒレというのは、潮州料理ですよね。
潮州料理とは、広東省の潮州市やスワトウ市を中心に食べられている中華料理の地方料理。
日本で、潮州料理の専門店はあるのかな。少なくとも神戸には無いようです。
香港で一度、潮州料理専門店に行ったことあるのですが、ローカル色を出したレストランで、正直、そう美味しいとは思わなかったです。はい。

牛バラと牛のアキレス腱の広東風シチュー
基本的には牛スジの煮込みなんですが、牛スジで一番美味いとされているのがおそらくアキレス腱。ゼラチン質(コラーゲンと巷で騒がれているものですかね?)たっぷりで、とろとろで、非常に美味。「小小心縁」の看板メニューの一つだけのことあります。

エビのマヨネーズ和え
今から30年ほど前だと、中華料理店でこのエビのマヨネーズ和えをメニューに入れているところほとんど無かったのですが、ここ10年ほどでしょうか。エビマヨをメニューに加えるところがかなり増えてきましたね。中華でエビ料理というと「エビチリ」で決まりたったように思います。
さて、この「小小心縁」のみならず、美味い中華の店では共通だと、単にエビにマヨネーズを和えただけならず、エビの殻などから取ったソースと混ぜあわせるなど一手間、二手間加えていますね。もちろんエビもプリプリ。お味の方も旨味と酸味がうまく調和していてなかなかのモノでした。
ところで、今から25年ほど前ですが、中国広東省政府のトップ(つまり省長)を団長とする一行とお食事する機会がありました。なにぶん、広東省一行は「食は広東にあり」って言われているだけあって、美味い広東料理を日常的に食べていたと推察するのですが、当時「マヨネーズ」といったものが、あまり一般化されていなかったのでしょう。マヨネーズといったものをご存知なかったのであります。そして、一行の中にはマヨネーズをかけた生野菜を食べて体調を崩された方もおられまして(笑)。
