丹生山の麓、山田の里の文化財を訪ねて(4)無動寺
2007年 04月 22日

寺の鎮守社として若王子神社があり、決して大きいものではありませんが、室町時代の建物で国指定の重要文化財に指定されています。

若王子神社本殿の【説明板】
若王子神社本殿
重要文化財(国指定大正三年)
神社建築に多い三間社流造の社殿です。棟札により、室町初期の応永十五年(一四〇八年)に建てられたものとわかります。
この神社は、もと無動寺(昔は福寺)の鎮守社として建てられたものです。およそ五七〇年の長い年月を経ていますが当初の姿がよく残され、この時代の建築様式を知るうえで貴重なものです。
■ 屋根を厚板で葺いています。
■ 側面(妻)上にある破風板は、曲線でしかも一枚板です。
■ この破風の出会っている所の棟木の飾板(懸魚・げぎょ) もなだらかな曲線で彫られています。
神戸市教育委員会