「ロダン-創造の秘密-白と黒の新しい世界」展(1)
2007年 04月 10日
いやいや、なかなかの内容だったですよ。特に、地獄門をテーマにしたコーナーでしょうか。なかなか面白かったですね。
パリ・国立ロダン美術館の所蔵品による190点を展示し、「白と黒のロダンを対峙して見せる」がテーマ。ざらざらとした表面が光を吸収し柔らかな明暗を作り出す白い石膏像や大理石作品と、表面の凸凹が強い明暗の対比を生み出すブロンズ像を対比して、天才の創造の秘密に迫るという内容。
作品としては、「人体から直に型取りしたのではないか」と当時のサロンでスキャンダルを起こした作品「青銅時代」や、両の手をモティーフにした「カテドラル」の存在感がずば抜けていると感じました。
この美術展について、感じたことブログでシリーズ化します。足を運んで損はしない内容でしたので。
あと、ちょっとびっくりしたのが、ロダンがグスタフ・マーラー像を制作していたことでしょうか。ロダンはマーラーと出会っていたのですね。
待望のパリ・国立ロダン美術館コレクション ロダン -創造の秘密
-白と黒の新しい世界-
■会期/2007年4月3日(火)~5月13日(日)
■休館日/月曜日、ただし4月30日(祝・月)は開館、翌5月1日(火)は休館
■開館時間/午前10時-午後6時(金・土曜日は午後8時まで)入場は閉館の30分前まで
■会場/兵庫県立美術館 HYOGO PREFECTURAL MUSEUM OF ART