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「ナイトミュージアム」 これって国策映画じゃないかと(笑)・・・

◇イタリア映画「星降る夜のリストランテ」とアメリカ映画「ナイトミュージアム」
昨日、2つの映画を見ました。
数年前かに封切られたエットレ・スコーラ監督作のイタリア映画「星降る夜のリストランテ」と、現在ロードショー中のアメリカ映画「ナイトミュージアム」。

「ナイトミュージアム」 これって国策映画じゃないかと(笑)・・・_b0063958_1132077.jpg◇「星降る~」の方は、イタリアの生活に密着したローマのリストランテ。本格イタリア料理が作られる厨房、テーブルに並べられた料理を口にしながら会話をするお客たち、それぞれの人物がいろいろ問題を抱えていてエピソードが紡ぎ出す、暖かさとユーモアにあふれた一晩の物語であります。レストランに集まる客はさまざま、常連の老詩人、親子、恋人、不倫している教授と女学生。客目当てに訪れる絵描きや魔術師もいる。彼らは並べられた食事に舌鼓をうちながら、思い思いの話をしている。議論をしたり、愛を語りあったり、誘惑したり、大事な告白をしたり。美味しいお酒と食事の力を借りて彼らの話は本音が見え隠れしていき・・・結局、それぞれ抱えた問題が結局、うまく片付いたというわけでもなく・・・。
結局、事件らしい大きな事件は起こりません。世の中、一夜にして方が着くようなそんな簡単なもんじゃないんだよ。だから、人生は素晴らしい・・・。そんな映画でありました。心に沁みましたね。

「ナイトミュージアム」 これって国策映画じゃないかと(笑)・・・_b0063958_11322529.jpg◇かたや、アメリカ映画「ナイトミュージアム」。この映画は、結構お金をかけたB級のファミリー向け映画。どうってことはないのですが、夜の博物館というロケーションを通して、父親の自立を通して、親子関係などめでたし、めでたしというもの。極めて、アメリカ的ワンパターンでその意味笑える映画でした。監督が「ホームアローン」の人だというと、どんな映画かわかっていただけるでしょう(笑)。

◇ところで、この映画で気になるところがありまして・・・。

その1 この映画で登場する博物館は、いろいろ雑多な要素・文化が混ざったいわば、現代アメリカの縮図とも言える世界。その複雑な多様性がアメリカの一つの課題となっているのに、そんなにあっさり片がついていいものかと。一つの価値観で物事が片付くのかというところが、極めて楽天的。あたかも、イラク戦争について泥沼に入っていったアメリカとその姿がダブっちゃうのであります。

その2 ロビン・ウィリアムス演じるアメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトの蝋人形が、「多少の犠牲はつきものだ」って発言するところがあったのですが、ドキッとしましたね。イラク戦争で、多くのアメリカ兵やイラクの人々が命を落としているなかで・・・

これって、私の目には、ひょっとして巧みな国策映画じゃなかろうかと、映ってしまった次第。


◇おそらく、アメリカの人には、受けないだろうな、「星降る~」のような映画。
by tetsuwanco | 2007-03-26 12:20 | スクリーン

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by てつわんこ
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