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福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)

グーグル・アースを使ってみると感じるんですが、これって、「神の目」の視線で世界中あちこちを移動できる感覚ですね。そして、時には、時間を遡ることができるってこと。

次の写真の中央のマンションは、あの福知山線脱線事故で脱線した電車が衝突したものです。しかも、マンションの形状とマンションの北側の駐車場に何やら車のようなものが駐車していますので、これは事故が起きる前の写真かもしれません。それとも、事故後、すっかりきれいになってからのものか。いずれにしろ、事故なんてなかったように、マンションが線路際に建っています。

福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_714143.jpg


ちょっと、高度を上げてみました。マンションが線路のすぐそばに建てられたことがわかっていただけると思います。
福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_7143470.jpg


さらに高度を上げてみました。マンションの左側に線路が走っていますが、マンションの右側にも一本の線が走っていますが、これは、以前の福知山線の線路跡です。ですから、このマンションは、新しい線路と旧福知山線の跡が分かれる分岐点に建っていることがわかります。こうしてみると、現在の線路の延長上にマンションが位置していることがわかります。つまり、言い換えると北から走ってきた電車の遠心力は間違いなくマンション方向を向いていることでしょうか。

福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_7145696.jpg


さらに高度を上げてみました。マンションは中央上にあります。現在の福知山線の大きなカーブがわかりますね。

福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_7152171.jpg


もちろん、事故の原因はJR西日本側にあることは間違いないのですが、やはりこのマンション、この位置に建てるべきでなかったということなのでしょう。
このマンションは2002年11月下旬に建てられました。線路とマンション間の距離は6mに満たないということ。海外メディアは事故当初、この点について強く指摘していたようですが、このあたり日本ではあまり取り上げられていないように思えるのですが・・・

さらに恐ろしいのは、日本には用地の事情からこのような事例が無数に現存していることでしょうか。

福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_717354.jpg


福知山線脱線事故現場のマンション (34°44’27.N 135°25’34.E)_b0063958_7175277.jpg

by tetsuwanco | 2007-02-25 07:27 | グーグルアース

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by てつわんこ
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