松伯美術館所蔵上村松篁展@大丸ミュージアム神戸
2007年 02月 12日
上村松篁といえば、何と言っても「鳥」なんでしょうし、この美術展に足を運ぶまでそうだと思ってましたが、松篁さんの「金魚」、「狐」、「兎」もなかなかよろしいですね。

ところで、松篁さんは絶対動物好きですね。買っていた犬と母親の松園さんと一緒に写っている20代の写真があるんですけど、何だか犬と一緒で嬉しそうなお顔をされてます(笑)。と思ってましたら、やっぱり生き物も好きで、縁側に金魚鉢をいくつも並べて飽きずに観察して楽しみ、時にはそれが余りに長時間におよび、幼い肩を祖母にもみほぐしてもらうことさえあったそうな。金魚のほかには鳥が好きで、幼少より多くの鳥を飼育、観察していたそうです。
ところで、彼の兎や狐の絵を見て、パリ、国立中世(旧クリュニー)美術館所蔵の至宝「貴婦人と一角獣」を思い出しました。兎なんて影響を受けたんじゃないかそっくりですし、植物の装飾的な取り扱い方とか、松篁さんの作品にも似たものが・・・

2007年2月7日(水)→19日(月)
●会期中無休
【入場時間】
午前10時→午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
【入場料<税込>】
一般800円(600円)、大高生600円(400円)、
中学生以下無料。