雛飾りの変遷 明治、大正、昭和・・・
2007年 02月 12日
もともと雛飾りは2人だけの内裏人形から嫁入り道具や台所の再現、内裏人形につき従う従者人形たちや小道具、御殿や檀飾りなど急速にセットが増え、スケールも大きくなってゆくのは江戸末期から明治にかけてとのこと。その後も少しずつ変化しているのですが、その変化の大きな流れとして、お内裏様の2人が宮中の建物の中に鎮座しておられたのが、だんだんと、表に出てくるようになってきています。昔は文字通り「お内裏様」で、一般庶民とは隔絶された御簾の中のミステリアスな存在。お顔を拝見するのも困難だったのでしょう。今は、お顔もちゃんと拝見できてもう「お内裏様」ではありませんね(笑)。
さて、平成になって今後、どのような雛飾りの変遷を見せるのでしょうか。

↑明治時代の雛飾り

↑大正時代の雛飾り

↑昭和の雛飾り