六甲山ハイク:須磨アルプスから高取山(5)旧室谷邸
2007年 01月 14日

兵庫県建築士会、日本建築家協会近畿支部やNPOなどは、補修による建物の現状保存は可能として、文化庁長官、知事、神戸市長あてに実測調査と解体凍結を求める要望書を提出しているのですけど、どういうことになるのでしょう。これが、倒壊の危険性があるということで取り壊すんだったら、ヨーロッパの歴史ある建物なんて、ほとんど取り壊しになっちゃいますよね。イタリアのピサの斜塔然り。

個人の邸宅としては非常に珍しいヴォーリーズ建築で、文化財として非常に価値があるものですので、なんとか保存の方向で話を進めていただきたいしのですが・・・
市教委文化財課によると、市や県の実測調査の要請に対し、業者側は立ち入りを拒否しているとのことですが、確かに、業者によるものものしい張り紙がなされていました。
さて、須磨離宮公園にも接しているこの土地ですが、この建物を壊して、さて、商業施設かマンションでも建てようとでも考えているのでしょうか。
