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クリストファー・シンプソン:ヴィオール・コンソート作品集

先日の古楽演奏会で、クリストファー・シンプソン(1605頃~1669)なる英国のヴィオラ・ダ・ガンバやコンソート(合奏)音楽の作曲家の作品が2作品(ヴィオラ・ダ・ガンバのソロ1曲、リュート+ヴィオラ・ダ・ガンバ)を聴いたのですが、いずれも、なかなか素晴らしい曲であり、もう少しこの人の作品を聴いて思い立ち早速探してみようと思ったら・・・

クリストファー・シンプソン:ヴィオール・コンソート作品集_b0063958_7242942.jpgありました。彼のヴィオール・コンソート作品集。「四季」、「1年の12ヶ月」、「ディヴィジョン・ヴァイオリスト」他からのコンソート作品全16曲収録ということで、クリストファー・シンプソン入門でしたらちょうどいいボリュームでしたので早速購入。

いや、これまた素晴らしい演奏。ヴィオール、アーチリュート、オルガンが溶け合う音色にガット弦ハープシコードがちょうどマッチして、しみじみ心温まる出来となっています。


クリストファー・シンプソン:ヴィオール・コンソート作品集_b0063958_7245399.jpgCDに付いている解説を見て唖然!心染みるヴォオールを演奏しているソフィー・ワティヨンさんは、このCDの「四季」と各月の冬・春の部分のみ録音して、昨年8月に癌で夭折してしまった人とのこと。このCDが遺作にあたるのですね。

彼女の故郷のベルギー南部のナミュールに「わび」にあたる言葉があるのかは存じませんが、精緻にして繊細にして、「わび」を感じさせつつ、聴き手を引きつける込む強い求心力を感じることができます。

彼女のまとまった演奏については、現在のところこのCDでしか聴いていないのですが(調べてみるとよくサヴァールの演奏に名を連ねておられるようです)、他の彼女の演奏も聴いてみたい。そんな衝動に駆られた演奏といいましょうか。他の奏者との掛け合いの妙味も鮮やかなもので、病によって、断ち切られてしまった彼女の将来に思いを馳せずにはおれない傑作盤と断言してしまいましょう。
by tetsuwanco | 2006-12-23 07:25 | 旬のクラシック

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by てつわんこ
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