ヴォーリズ建築の傑作「旧室谷邸」解体!
2006年 12月 22日
神戸阪神地域のヴォーリーズ建築(4)室谷邸
この建築は、米国人建築家ヴォーリズ(1880-1964)が昭和初期に設計したもので、ヴォーリズの住宅建築では非常に質の高いものと評価の高い建築物です。
現所有者が老朽化による倒壊の危険性があると判断。部材を保存し、売却先での移築を前提として解体工事を1月中旬から着手するとのことなんですが、未だ、売却先・移築先は決まっていないとのこと。
レンガ風タイルと柱や梁が露出した英国伝統のハーフティンバーの壁が大層美しい1934年の建築。
姫路市の不動産会社が、室谷家から邸宅を昨年8月に購入し、美術品を邸内に置くことを前提に調査したところ、主屋の傾斜が進み、湿気による内装の腐食が激しいことが判明、同社は今月14日、文化庁に全面解体を行う「現状変更届」を提出したとのこと。
ヴォーリズ建築としては、保存運動が起きた滋賀県の豊郷小学校校舎が記憶に新しいところですが、阪神間でも関西学院大(西宮市)のキャンパスや日本最古のゴルフクラブである六甲ゴルフ倶楽部のクラブハウスなどが有名ですが、欧米から取り寄せた内装の装飾や家具も素晴らしいとのこと。しばらく注視していきたいところであります。


