雨の金沢(14)雨のひがし茶屋街
2006年 12月 13日

浅野川沿いに広がるひがし茶屋街は、かつては夜になると近江町の旦那衆が集まっては酒をたしなみ、芸事を楽しむ街であり、京都の祇園同様、「一見さんはお断り」という仕切りが高い街であったようです。

木虫籠(きむすこ)と呼ばれる美しい出格子を残した茶屋建築の古い家や料亭が軒を連ね、いかにも金沢らしい風情を醸し出しています。五木寛之著「朱鷺の墓」の舞台としても知られています。なお、ひがし茶屋の傍を流れる浅野川には、左の表紙のとおり、朱鷺が飛び交っておりました。30年以上前ですが、確か、NHKでもドラマ化されました。ヒロインは浅岡ルリ子さん。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。



