ジョン・フィールド:ノクターン集
2006年 12月 04日
ジョン・フィールドのノクターンを初めて聴いたのは、今から20年近く前でしょうか、FM・NHKから、エヴァ・ボブウォッカさんによる彼のノクターンが聴こえてきたのであります。ノクターンの何番だったのか、全然わからないのですが、正直なところ、あまりピンとこなかったのであります。
ボブ・ウォッカさんは、ジョン・フィールドのノクターン全集をCD2枚組みでリリースし、結構話題になっていたと記憶しているのですが、何しろ、まだCDが高価な時代でして、確か5000円以上しました。まあ、値段に恐れをなして(笑)、購入を差し控えたのですが、後日、ノクターンの創始者にして、ショパンに影響を与えたという彼のノクターンをもうちょっと、ちゃんと聴いておこうということで購入したのが、ジョン・オコーナーによるテルデック盤でございました。今から3年ほど前(だったかな)。これは、ボブウォッカ盤とは異なり全集ではないのですが、CD1枚で1500円ということでお手軽で私はこれで満足しています。どうしても、ショパンの約20年前に先駆的にノクターンを作曲していたこともあり、ショパンに似ている作品ぐらいに考えてしまいがちなのですが、「ジョン・フィールドがショパンに似ている」のではなく、そもそも、ショパンのノクターンがジョン・フィールドのそれに似ている」ということであります。
それに、オコーナー盤を聴く限りショパンほど情緒的ではなく、サラッとした感じというか、もう少し整った感じがします。
まあ、ジョン・フィールドというとショパンと比較してしまうのですが、純粋な耳で、「ショパンの影」を払拭して聴いて見ると、ほんとうのこの人の良さが解かってくるのではないでしょうか。それにしても、ほんとうにこの人、ショパンの影に隠れてしまって、不憫な作曲家であります。

