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ジョン・フィールド:ノクターン集

先週の「3大ピアニスト演奏会」で、初めて、ジョン・フィールドのノクターンの実演に接しました。演奏したのは、青柳晋さん。彼は、ジョン・フィールドのノクターン集をリリースされているとのこと。おそらく、青柳さんは、純粋に譜面と向き合い、ジョン・フィールドをショパンの呪縛から解き放ったというべき演奏で、なかなかの好演だったのではないでしょうか。正直、いたく感動いたしました。

ジョン・フィールドのノクターンを初めて聴いたのは、今から20年近く前でしょうか、FM・NHKから、エヴァ・ボブウォッカさんによる彼のノクターンが聴こえてきたのであります。ノクターンの何番だったのか、全然わからないのですが、正直なところ、あまりピンとこなかったのであります。

ジョン・フィールド:ノクターン集_b0063958_15261435.jpgボブ・ウォッカさんは、ジョン・フィールドのノクターン全集をCD2枚組みでリリースし、結構話題になっていたと記憶しているのですが、何しろ、まだCDが高価な時代でして、確か5000円以上しました。まあ、値段に恐れをなして(笑)、購入を差し控えたのですが、後日、ノクターンの創始者にして、ショパンに影響を与えたという彼のノクターンをもうちょっと、ちゃんと聴いておこうということで購入したのが、ジョン・オコーナーによるテルデック盤でございました。今から3年ほど前(だったかな)。

これは、ボブウォッカ盤とは異なり全集ではないのですが、CD1枚で1500円ということでお手軽で私はこれで満足しています。どうしても、ショパンの約20年前に先駆的にノクターンを作曲していたこともあり、ショパンに似ている作品ぐらいに考えてしまいがちなのですが、「ジョン・フィールドがショパンに似ている」のではなく、そもそも、ショパンのノクターンがジョン・フィールドのそれに似ている」ということであります。

それに、オコーナー盤を聴く限りショパンほど情緒的ではなく、サラッとした感じというか、もう少し整った感じがします。

まあ、ジョン・フィールドというとショパンと比較してしまうのですが、純粋な耳で、「ショパンの影」を払拭して聴いて見ると、ほんとうのこの人の良さが解かってくるのではないでしょうか。それにしても、ほんとうにこの人、ショパンの影に隠れてしまって、不憫な作曲家であります。
by tetsuwanco | 2006-12-04 15:21 | 旬のクラシック

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by てつわんこ
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