ショパン:練習曲(エチュード)「木枯らし」
2006年 12月 01日
それはともかく、音だけ聴いても、こりゃ、技術的に難しそうだと、ピアノが弾けない私が言うのもなんですが(笑)、実際、指さばきなんか見ても、本当に大変なのがわかります。特に右手の速いパッセージ。それもその一音一音がため息が出るほど美しい・・・。
それに右手を伴奏にして、左手が旋律を奏でるんですからねえ。思わず笑っちゃいます。最後の方のスケールも・・・。ピアニストの方、ご苦労様です(笑)。最初から最後まで、こりゃ大変だ。
そして、確かに、エチュード全曲を通じて、最もピアニスティックだと言われていることわかりますね。これをオケで表現するといったいどうなるんだろう。
ところで、ショパンの前奏曲の標題を付けたというハンス・フォン・ビューローは、この曲を、「完全なるピアノ音楽」と絶賛しているそうな。