シベリウス:「フィンランディア」&「カレリア組曲」
2006年 11月 29日
なお、「フィンランド」の冒頭部分の冒頭部分を使ったということは、今後、のだめが今後大きく飛躍していることを音楽的に暗示していることかもしれません。それとも、「ハリセン」を帝国ロシアに、そしてのだめを圧政に苦しむフィンランド人に喩えているのでしょうか(笑)。
ところで、冒頭、「意外にも」と申し上げたのは、「漫画のだめ」では、シベリウス作品がほとんどといって使われていないからであります。確か、目ぼしいのは、シベリウスの交響曲第2番が千秋のパリデビューのメイン曲として取り上げられているぐらいではないでしょうか。のだめカンタービレの著者である二ノ宮知子さんは、大のシベリウスファンだということどこかで読んだのですが、学園編からパリ編というストーリー展開からシベリウス作品を漫画の中で登場させにくい所以なのかもしれません。「トゥオネラの白鳥」とか「悲しいワルツ」とか、結構、ドラマでも使えそうな素材が豊富ですし、これからの季節冬には、「鍋」とシベリウスがやっぱり似合いますし(笑)、今後、ドラマでの更なる登場を期待したいところであります。
シベリウスの「フィンランディア」と「カレリア組曲」については、当ブログでも過去にとりあげましたので、そちらをどうぞ。
シベリウス:カレリア組曲 作品11
旬のクラシック(12月)シベリウス:フィンランディア