クラシック・ウラ名曲 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番、ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルーの場合
2006年 11月 15日
たとえば、この間のドラマ版「のだめカンタービレ」で取り上げられたラフマニノフのピアノ協奏曲2番がオモテ名曲だとすれば、そのウラ名曲は何になるのか・・・
もちろん、ピアノ協奏曲第3番は、ホロヴィッツの名演がいくつか録音されていますし(そもそも、記念すべき彼のファーストレコーディングで取り上げられた曲の一つがラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でございました)、映画「シャイン」でも大きく取り上げられたので、まあ、「ウラ」という訳にはいかないでしょうね。とすると、第4番あたりか?光が当たらないことにかけては、第1番もドッコイ第4番と双璧なんですが、1番はそもそも名曲なんだろうかというところでひっかかってしまいます。作曲者以外で、「これは素晴らしい」という第1番の演奏をご存知でしょうか?それに比べ、4番についてはミケランジェリが素晴らしい演奏を残していますね。これだけの演奏を残してくれたら申し分なく「ウラ」名曲と認定しても差し支えないでしょう。ミケランジェリ自身も「ワザワザ」第4番を録音した理由についてこう発言していますね。「第2番は、作曲者自身の名演がある。同じく第3番についてはホロヴィッツがすばらしい演奏を残している。私が出る幕ないですね。」と。

もう一つ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の「ウラ」名曲を挙げようとすると、彼のピアノ・ソナタ第2番かな。この曲についても、ホロヴィッツのスンバらしい名演が残されているのですが、ピアノ協奏曲第2番、第3番の持ち上げられぶりからして、もうちょっと、世間的にももっと聴かれて欲しい名品であります。
次に、同じく、のだめのエンディングでも使われているガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」の「ウラ」名曲は何か?
もちろん、「パリのアメリカ人」なんて陽に当たりっぱなしの思いっきり「オモテ」名曲でして・・・・。やっぱり、ガーシュインのピアノ協奏曲でしょう。結構、クラシックを聞いている人でも、この「ピアノ協奏曲ヘ調」の存在すら知らない人いるぐらいですから。強引に「ウラ」に認定してしまいましょう。いやいやなかなかの佳曲ですよ。ガーシュインの管弦楽曲で「ラプソディ・イン・ブルー」や「パリのアメリカ人」の次に聴くべき曲だと思いますね。だまされたと思って元々アメリカ・ウェストコーストで高名なジャズ・ピアニストだったアンドレ・プレヴィン盤ででも聴いてください。カップリングはラプソディ・イン・ブルーなど。えっ廃盤!なんてこった。


