「おしゃべりなたまごやき」 寺村輝夫さん死去
2006年 05月 23日

私にとって、寺村さんというと、なんといっても「おしゃべりなたまごやき」でありました。
そのナンセンスさが大変新鮮で、長新太さんの絵とともに、幼心に大きな衝撃を受けたこと記憶しております。
これで長さんも寺村さんも他界されてしまわれました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
「王さまシリーズ」で知られた児童文学作家、寺村輝夫さん死去
「王さまシリーズ」などで知られる児童文学作家の寺村輝夫(てらむら・てるお)さんが21日午後7時25分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。77歳。東京都出身。自宅は西東京市南町4の20の13。通夜は23日午後6時から、葬儀・告別式は24日午前10時50分から、港区南青山2の26の38、梅窓院観音堂で。喪主は妻、玲子(れいこ)さん。
早稲田大卒。昭和36年、処女出版の「ぼくは王さま」で毎日出版文化賞を受賞。ナンセンス童話の世界を確立した。その後「おしゃべりなたまごやき」などを発表、ロングセラーを記録した。また自宅を開放して「王さま文庫」を開設、童話雑誌「のん」を主宰するなど、児童文学の発展に尽くした。59年には巌谷小波文芸賞を受賞した。
(Sankei Web 05/22 21:42)