ダ・ヴィンチとヴィオラ・デ・ブラッチョ
2006年 04月 28日
ビオラ・デ・ブラッチョは、ヴィオラ・デ・ガンバ(=ヴィオール)が、「脚のヴィオラ」、つまり脚で支える楽器であったのに対し、「腕のヴィオラ」、腕で支えるヴィオラということからわかるとおり、現在のヴァイオリン族の祖先とも言える楽器のようであります。
この楽器で、同時代人で一世を風靡したジョスカン・デ・プレの作品などを演奏したのでしょうね。
ところで、話はぐぐっうとかわってしまうのですが、しばらく前に、豊臣秀吉が聚楽第で、天正遣欧少年使節団が持ち帰った後期ルネッサンス音楽を聴いていたく感激したという史実から、当時の演奏の再現CDが発売されたことがありました。その際に、ビオラ・デ・ブラッチョも使われていましたね。