神戸阪神地域の村野藤吾建築(1)神戸新聞会館
2006年 04月 26日
阪神・淡路大震災で解体されてしまいましたが、JR三宮駅の南側にあった「神戸新聞会館」も彼の代表作の一つでした。合理性や機能性の中の「遊び心」を感じさせる独自の美意識は、彼独特のものであります。JR三宮駅のプラットフォームからみる新聞会館の富士山の壁画はもう見られなくなって10年以上たつのですね。

↑震災直後、取り壊される前の神戸新聞会館
これから、神戸・阪神地域の「村野建築」をご紹介していこうと思いますが、彼の世界平和記念聖堂重文指定を契機として彼の更なる再評価が進むことを期待する次第であります。