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プッチーニ:マノン・レスコー これもトリノ初演なんですね

昨日は、トリノオリンピックも間近に迫ってきたこともあり、トリノ王立劇場で初演となった「ラ・ボエーム」とゆかりのカフェを取り上げたのですが、どうやら、今日2月1日が、その初演の日のようです。存じ上げなかったのですが、1日違いでした。惜しかったですね(笑)。

ということで、他に2月1日に何か無いかなと調べてみたら、おっと、プッチーニの出世作「マノン・レスコー」の初演(1893年)が、同じく2月1日ですね。そして、場所も同じくトリノであります。さすがに劇場は、トリノの王立劇場ということで異なっているようですが。ただの偶然なのでしょうか。

さて、先ず、ストーリーですが、真面目な青年が娼婦に恋に落ちるところなど「椿姫」に似ていますね(笑)。というか、「椿姫」が「マノン・レスコー」に似ているというのが正確なところなんでしょうが(笑)。なお、デュマが書いた「椿姫」には、小説「マノン・レスコー」が引用されておりますことから、当時、かなりの有名小説だったのでありましょう。

詳しくは述べませんが、自分を愛した男にはさまざまな罪を重ねさせ、自らは不貞と浪費の限りを尽してもなお、汚れを知らない少女のように可憐な娼婦マノンの物語といったところでしょうか。

なお、フランスのマスネが、「マノン・レスコー」に先立ち、同じ小説を題材に、オペラ「マノン」を世に送っていますね(私は未聴)。

プッチーニ:マノン・レスコー これもトリノ初演なんですね_b0063958_17393012.jpgさて、私がもっているのは、このオペラを楽しむ上で最良であるかどうかわかりませんが、シノーポリ指揮コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団によるもので、プラシド・ドミンゴとキリ・テ・カナワが登場するDVD(1983年収録)。ドミンゴとキリ・テ・カナワが聴けて、今は亡きシノーポリの若き日の姿が見れるのですから、文句は一切ありません。
by tetsuwanco | 2006-02-01 17:37 | 旬のクラシック

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by てつわんこ
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