吉本新喜劇のオープニング曲
2006年 01月 30日
●ちなみに、吉本新喜劇は、三谷幸喜の「The 有頂天ホテル」をパロった「The 破天荒ホテル」というタイトル。だいたい、タイトルを聞いただけで、吉本新喜劇に詳しい人だと、だいたいの筋はわかってくるんじゃないかと(笑)。必ずヤクザが出てきて大暴れですが、最後はお決まりのハッピィエンド。ホテルであろうが、旅館であろうが、民宿であろうが、関係無いのであります(笑)。はてさて、「破天荒ホテル」は「有頂天ホテル」を超えたかどうだか定かではありませんが、ワンパターン度とコテコテ度では軽く「有頂天ホテル」を一蹴しているような気がいたします(笑)。

●さて、今回取り上げようと思うのが、吉本新喜劇のオープニング曲であります。あの、「プンワカプッパ プンワカプンワカプ・・・」というものですね。この曲は、「新喜劇」をイメージさせる曲のみならず、阪神タイガースの歌、つまり「六甲颪(ろっこうおろし)」同様、コテコテ大阪をイメージさせる曲として、大阪の軽いトピックスを取り上げる際、この曲が必ずといっていいほど使われていますね。この点、関西人として若干の抵抗を感じております(笑)。
●ところで、この曲は、吉本新喜劇のテーマ曲として作曲されたものではありませんで、1918年、レオ・ウッド作曲の「サムボディ・ストール・マイ・ギャル」というスタンダードナンバー。タイトルでも推察されるように悲しい男心を歌った唄のようです。そのスタンダード曲をピー・ウィー・ハントというトランペッターが編曲し演奏したものを吉本のオープニング曲として使ったとのこと。
●なお、このスタンダード曲は、最近では、映画「アビエイター」の中でもBGMとして使われておりまして、私は、劇場で笑いをこらえるのに苦労いたしました(笑)。もちろん、あの「プンワカ」のトランペットバージョンではありませんでしたが。もし、「プンワカ」が流れていましたら、あの吉本新喜劇でのギャグ一発でのお決まり同様、観客の方、皆コケていただけたはずであります(笑)。
