ブルッフ:スコットランド幻想曲
2006年 01月 25日

わが国でも良く知られている「蛍の光」(オールド・ラング・サン)や「麦畑」などの原詩はバーンズの作品であります。彼は、37歳という若さで亡くなったのですが、素行の方は、多くの女性関係、飲酒癖などあまり芳しくないようです。
●ところで、この国民的大詩人バーンズゆかりのクラシック音楽作品を一つご紹介します。
その曲は、マックス・ブルッフ作曲のスコットランド幻想曲(Scottish Fantasy)変ホ長調Op.46。

●なお、名ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテに謹呈されたこの幻想曲の第4楽章には、ロバート・バーンズの愛国的賛美歌「Scots wha hae Wallace bled」が挿入されているのは、ブルッフがロバート・バーンズに敬意を表したことにもあるのではないでしょうか。そんな気がいたします。
●さて、スコットランド幻想曲のお薦め盤ですが、私はこの曲が大好きで色々と聴き比べをしてきたのですが、私は、ハイフェッツに戻ってきてしまいます。1947年という録音年にしては、実にいい音ですし、実にうまいですね。あらためて彼の技量には驚かされます。
●話は大きく脱線しますが、ベートーヴェンは実はスコットランド民謡をうまく使っているようですね。それは、バーンズがご紹介した曲集「スコットランド民謡曲集」に拠るようです。
このあたりは、また今後・・・