雪の降る夜は・・・山田耕筰:ペチカ
2005年 12月 22日
この様子で、雪が降り続くと、結構大きな雪だるまが作れる程、積雪があるかもしれませんね。
何年ぶりのことでしょうか。
今日は、寒いというより、「痛い」ですね(笑)。
さて、雪を扱ったクラシック音楽となりますと、ドビュッシーの「子供の領分」から「雪が踊っている」といったライトなものから、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズの南極交響曲といったヘヴィーなものまで多種多様なのですが、こんな日(夜)には、あまり寒々としたシロモノは聴きたくないですね(笑)。

というところで、山田耕筰の「ペチカ」です。
北原白秋氏が満州旅行で見た自然風景を思い浮かべ作った詩をもとに山田耕筰氏が、1925年に作曲したものとのこと。
曲もいいのですが、詩がいいですね。雪が降り積もる静かな夜、ペチカ(暖炉)を囲む情景が目に浮かんでまいります。
ペチカ
山田耕筰作曲 北原白秋作詞
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔むかしよ 燃えろよペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ おもては寒い
栗や栗やと 呼びますペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ じき春来ます
いまにやなぎも もえましょペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ だれだか来ます
お客さまでしょ うれしいペチカ
雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
火の粉パチパチ はねろよペチカ