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ファーブル美術館所蔵 魅惑の17−19世紀フランス絵画展(1)フレデリック・バジール

今回の大阪市立美術館で開催中の「南仏モンペリエ ファーブル美術館所蔵 魅惑の17-19世紀フランス絵画展」で、もっとこの人は世に知られて然るべきだと思ったのが、フレデリック・バジール(1841-70)でありました。
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            ↑自画像(上記美術展には出品されていません)。

今回出展された作品のうち、「身づくろい」、「草の上に横たわる少年」の2作品は、秀作ぞろいの展示作品の中でも、特に印象に残る作品でしたが、1作品だけ選べといえば、「草の上~」でしょうか。少年の裸像とアンバランスな構図が非常に興味深く、普仏戦争での、彼の余りにも早い死が悔やまれます。もし、彼が29歳で死を迎えることがなければ、彼の友人たち、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、アルフレッド・シスレーらと同様、初期印象派の重要人物として認識されていたはずであります。
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  ↑「身づくろい(1870)」

彼は、モンペリエの名門一族の出身なのですが、もともと貧しかったルノワールやモネに対して、財政的な支援も惜しまなかったそうです。ですから、普仏戦争の際にも、彼の一族の資金力からすらば、お金を積むことにより、兵役を免除できたはずであります。おそらく、兵役を逃れるだけの財政的余裕がなかったルノワールへの一種の友情から普仏戦争への従軍という選択枝を選んだのでしょう。実際、モネは大金を積んで兵役から逃れています(シスレーは英国人ですので兵役義務はありません)。

彼の優しさがあだになったということでしょうね。
by tetsuwanco | 2005-11-26 06:45 | アート

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by てつわんこ
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