パブロ・ピカソ:「イゴール・ストラヴィンスキーの肖像」
2005年 11月 08日
ルノワールがワーグナーを描いているのも「へえ~」という感じなのですが、パブロ・ピカソがストラヴィンスキーを描いているのも意外性があって面白いですね。パリのピカソ美術館にこの絵はあります。1913年ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)によってパリで初演された際、不協和音と変則リズムの連続するその音楽の大胆さによって大スキャンダルを引き起こしたバレエ音楽「春の祭典」。ピカソはジャン・コクトーの仲介でこのバレエ団と係りを持つようになり、1917年にローマに赴いてこのバレエ団と合流した際、ストラヴィンスキーと知り合ったと伝記に書かれています。この絵が書かれたのは1920年。ピカソがストラヴィンスキーの音楽をどの程度理解していたのかはわかりませんが、鉛筆一本で、これだけ人物を生き生きと捕らえられるのは、やはり天才と呼ぶしかないでしょう。
ストラヴィンスキーもこの絵を見て、ピカソのことをどう思ったのでしょうね。私には、三木のり平にみえるのですが(古い!)
なお、ピカソは、ストラヴィンスキーとコクトーをこのように楽しい絵で残しています。


