「大流行は時間の問題」 鳥インフルエンザ
2005年 11月 08日
世界銀行によると、鳥のウイルスの変異による新型インフルエンザが03年の新型肺炎SARSのように流行した場合、米国だけで10万~20万人が死亡すると見込んでいるようです。
なお、恐怖を煽るわけではないのですが、1918年のスペイン風邪が思い出されます。
1918年3月頃、第一次世界大戦の最中にあったアメリカ軍の兵営で発生したのが、通称スペイン風邪と呼ばれるインフルエンザの世界的大流行であります。
発生するとすぐに、戦場で蔓延しました。衛生状態の悪化、栄養状態の悪化で、激しい流行と被害を引き起こすため、戦場は格好の繁殖地となり、4月にフランス全土を覆い、まもなくスペインへと拡がります。
6月、欧州大陸から英国へと渡り猛威を振るったため、スペイン風邪という名称が生まれました。
同じ頃、中国、インドなどアジアでも発生。当時、病気のほとんどは細菌によって引き起こされるものと考えられており、細菌よりずっと小さいために、当時観察することの出来なかったウィルスは、全く未知のもので、インフルエンザの蔓延を止めることが出来ず、治療の方法もわからないため、流行が収まるまでの間に全世界で2500万人が死亡しました。これは、大戦での戦死者を遙かに越え、戦線が維持できない事態も起こるなど深刻な事態を引き起こしました。ちなみに当時の世界総人口は12億人にすぎません。
日本での感染者は2500万人、死者38万人を出しました。
日本は、米国に比べて鳥インフルエンザへの対応が遅れているようなのですが、国際的な監視や協力態勢の強化ほか、国内における感染対策も進めていく必要があるのですが、間に合うのかな。

