ルーヴル美術館展(4)ジャン オーギュスト ドミニク・アングル:トルコ風呂
2005年 09月 30日
でも、アングル自身、キャンパスを丸くカットして、のぞき穴風にしてしまったことから、のぞき穴的嗜好の点から考えて、あながち、「11PM」のテーマ曲を使うということ本質をついているんじゃないかとも考える次第。
ところで、中央で背を向けて、何か楽器を弾いている女性。明らかに、1908年製作のThe Bather of Valpinconの女性をそのまま転用しているのですが、どうしてすっぽんぽんの女性に楽器をひかさないといけないのか。私にはテンデわかりません。アングル自身、ヴァイオリンの腕について、かなりの自信を持っていたようですが(まわりの評価はチョット不明)、はたして、彼女はどんな音楽を演奏しているというイメージなのでしょうか。
まあ、「11PM」のテーマ曲ではないことは確かです(笑)。
ところで、パリのモスクに隣接してハマムといわれる蒸し風呂(サウナ風呂)があるのですが、残念ながら私は体験しておりません。アングルの時代にはパリにイスラム風の蒸し風呂なんかあったんでしょうか。