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名月姫のおはなし

月にまつわるお姫様のお話となると、日本古来のものといえば、何といっても、竹取物語のなかのかぐや姫だと思うのですが、私が住んでおります神戸や尼崎のほか関西各地では、名月姫伝説なるものが流布されています。

『平家隆盛時代、刑武佐衛門国春が子供を授かるように月に祈ったところ、ほどなく女の子が生まれ、名月姫と名づけられました。姫は美しく育ち、その評判は都にまで届いた。
しかし、ある日、名月姫は大坂の武士にさらわれてしまう。悲しみに暮れた父は、巡礼にでかけることになります。

ところが、旅の途中で、建設が難航している大輪田で人柱が集められているところへ出くわし、国春は捕らえられてしまいました。それを噂に聞いた名月姫は、大輪田に行き、父の身代わりになることを申し出ました。

国春は、「いや、私が。」と、2人がなかなか譲らないところへ、1人の小姓が現れ、「私が。」と、海に身を投げました。』

また、違う伝承では、こういうものもあります。

『名月姫は、1143年の8月15日の名月の日に誕生したところから名づけられたとのこと。14歳の時大坂の能勢の藤兵衛尉家包に嫁いていたのですが、当時権勢を思いのままにしていた平清盛は、彼女の艶麗な事を聞いて使者を送って側女に差し出すよう命じたそうです。名月姫は側女になるよりはと自ら命を絶ってしまいました。』

名月姫物語というのは、これだけでなく、内容は多岐にわたっているようであります。

名月姫のお墓というのも大阪府の能勢や尼崎の尾浜八幡神社など各地にあるようですので、かなり広範囲に名月姫伝説が広がっていたようです。

なお、私は、トライしたことありませんが、尼崎には銘菓「名月姫」なるものもあるようです(笑)。
by tetsuwanco | 2005-09-15 13:06 | たわごと

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by てつわんこ
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