「こわくて、たのしいスイスの絵本展~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~」
2021年 02月 17日
六甲アイランドの神戸ファッション美術館で開催中の
特別展「こわくて、たのしいスイスの絵本展~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~」 (〜3月28日(日) )に行って参りました。
エルンスト・クライドルフ(1863-1956)は、アルプスの草花を擬人化した『花のメルヘン』をはじめ、
数々の絵本を手がけ、ヨーロッパにおける絵本画家の先駆けとなりました。
ハンス・フィッシャー(1909-1958)は、勢いのある線を重ねて絵を描き、
『ブレーメンの音楽隊』や、『こねこのぴっち』などを発表し、人気を博します。
フェリックス・ホフマン(1911- 1975)が、わが子へ贈るために手作りした『おおかみと七ひきのこやぎ』は、日本でも愛される絵本となっています。
また、『スイスの伝説』などユーモアあふれる挿絵も描きました。
草花や風俗、独自の伝説などを通じ、スイスらしさをそれぞれに表現した彼らが手がけた絵本や挿絵には、
楽しそうに見えていてもじつはこわい場面や、こわそうに見えていても楽しい場面が描かれています。
展覧会のタイトルに「こわい」とありますが、それほど怖くなく、楽しい内容となっています。ご心配なく(笑)。
3人の中では、「こねこのぴっち」の絵本を持っていたこともあり、ハンス・フィッシャーかな。ユーモアを感じさせつつ、愛らしさもあっていいですね。