「パラサイト 半地下の家族」見てきました
2020年 02月 02日
同じようなテーマとしては、古くは、林真理子の「下流の宴」あたりなんだろうけれど、比べ物にならないほど暗い。
カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞作品にして、社会の下級層の家族・格差社会を取り扱った作品となると、万引き家族を思い出さざるを得ないところ。
基本的には、万引き家族とは国籍を異とする異母兄弟の様な作品。もちろん、「万引き」では、血の繋がらない本当の家族ではないのに対し、こちらではマジのリアル家族。圧倒的に「パラサイト」の結末の方が圧倒的に悲惨なんだけれど、リアルさ重苦しさでは「万引き」の方が圧倒的。
逆に、「パラサイト」の方が、まあ、無理なんだろうけれど、ほんの少し明るい希望を垣間見させてくれるところが、ほっとさせてくれます。