一心寺のジャカランダと本多忠朝の墓 @大阪・天王寺
2019年 06月 24日
天王寺公園に隣接した上町台地の崖線上に建ち、骨仏の寺としてよく知られている一心寺。
緑の多い広い境内を有しているのですが、この時期、ジャカランダが咲く寺としても知る人ぞ知る存在です。
優しいパープルが印象的な花でしょう。私は、オーストラリアのパースでこの花をよく見ました。ジャカランダは熱帯アメリカ原産で、ノウゼンカズラ科。日本では生育が難しく、こんなに花を付けるのはごくまれ。
高さ約4.7mもある戦国時代の武将本多忠朝の墓です。
彼は酒を飲んでいたため大坂冬の陣で敗退し、家康に叱責されたことから、見返そうと夏の陣で奮戦するも討ち死となったとのこと。
死の間際に「戒むべきは酒なり」と言い残したといわれることから「酒封じの神」とされるようになったそうです。
今でも墓所には禁酒を誓う人がよく詣でているとのことです。
(撮影:6月9日)