平重盛の供養塔 @西宮市小松南・岡太神社
2018年 12月 29日
阿吽の猪像がある岡太神社にはいろいろ興味深いものがあるのですが、平重盛の供養塔と言うのもその一つ。
平重盛は、平清盛の嫡男。 保元・平治の乱で若き武将として父・清盛を助けて相次いで戦功を上げ、父の立身に伴って累進していくのですが、平清盛よりも先に死んじゃうんですよね。対立する清盛と後白河法皇の間のクッション役的な働きをしていたのですが、彼の死は、二人の対立の歯止めを無くすことを意味し、つまるところ平家政権の没落への道を進むことになるのでした。
実際には、この石塔が重盛の供養塔かどうかはわかりません。それでも、神戸市兵庫区の神戸大仏で知られる能福寺の境内にある平清盛公の廟も、同じように2基の石塔からなるというのも、偶然とは思えないところであり、興味深いところではあります。
そう言えば、平重盛の供養塔がある岡太神社の地名が小松南というのも、小松殿の呼ばれた平重盛と何かしらの関わりがあるのかもしれません。