磐船神社
2018年 12月 19日
大阪府の東北部、交野市を南北に流れる天野川の上流にあり、高さ12m、幅12mの船形の巨岩「天磐船(あめのいわふね)」をご神体とする神社です。言い伝えによると、物部氏の祖神とも言われる饒速日命が磐船に乗って降臨され、磐船がある場所は神が降臨した聖域であるといわれているとのこと。
大阪城築城の際、加藤清正がこの巨岩を運び出そうとしましたが叶わず、岩の上に「加藤肥後守清正」と刻み、断念したとも伝えられています。
こちらの神社には、とても珍しい事に本殿がありません。
御神体である天の磐船に直接参拝ができるようにと、天の磐船の前に拝殿が設けられており、そちらでお参りができます。
古来より神道家や修験道の行場として知られているこの神社。巨岩の下に広がる岩窟内に入る「岩窟めぐり」も行われていて、一般の参拝者も体験することができます。






