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徳島旅行(10)大塚国際美術館⑦ゴヤ:黒い絵

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華々しく宮廷画家として活躍したゴヤですが引退後、黒い絵と称される陰惨な14枚の絵を残しています。

黒い絵と言われるこのゴヤの14点は、プラド美術館にありますが、もともとは、マドリード郊外に購入した、聾者(ろうしゃ)の家(*「聾者の家」ではなく大塚国際美術館では「ゴヤの家」と称しています)と呼ばれるゴヤの別荘に聾の家の壁から、カンバスに移されたもの。

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大塚国際美術館では、聾者の家における同じ配置で再現されていて、それが見どころとなっています。

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華やかな宮廷画家とは別の側面。陰鬱な心の奥底の潜在意識をそのまま壁に叩きつけた不思議なリアリズムが感じられます。

「魔女の夜宴」と名付けられた(*どの絵もゴヤが名づけた名称は無く、後世なづけられたもの)絵の奥に、おそらく黒い絵の中で最も有名な絵(おそらく)である「わが子を食らうサトゥルヌス」が見えます。

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そして14枚の絵の中でも最も印象的だったのはこの「砂に埋もれる犬」。謎に包まれた黒い絵の中でも、最も不思議で謎に包まれた絵。砂に埋もれた上目づかいの犬は、何か抗しえない運命のような諦観、絶望のようなものが感じられて、何気に怖い。

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by tetsuwanco | 2018-09-27 22:11 | アート

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by てつわんこ
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