大阪の梅の名所の穴場:松山神社
2018年 03月 02日
最寄り駅は、阪急京都線で十三から各駅停車で4駅目の上新庄。小松商店街を抜け、神崎川の方に歩くと、石の鳥居と灯籠の残る松山公園に至ります。
子供達の歓声で賑やかなこの公園も結構梅が植えられているのですが、この公園の中の参道を通って朱色の御神門をくぐると、大阪の町なかとは思えない静かな梅園となっています。
四条畷神社の旧社殿を移築した拝殿はなかなか立派で、向かって右側に太宰府天満宮から贈られた飛び梅、左側には北野天満宮からの紅梅が植えられています。
開花はこれからで3分咲きといった梅もまだまだありましたが、紅梅はほぼ満開となっています。境内を回ると社殿の横から裏まで、紅白の梅がかなり多く植えられています。ほとんどの木には近隣の寄贈者の個人の名や事業所の名を書いた札がかけられているのが、おくゆかしくも、古くからの梅の名所の社寺と一味違いますね。
松山神社は道真のゆかりのお社ですが、梅の木を本格的に植え始めたのは30年ほど前からとのことで意外と新しく、梅の植樹も多くが地元企業の寄付で行われ、近隣の方々もお宮参りの時には、記念に梅の植樹を合わせて行う親が多かったそうな。植える場所がいっぱいになったので今は休止しているそうですが、梅の木とともにすくすく育ってほしいという気持ちを託せると好評だったとのこと。

この数日の陽気に誘われて開花も進み、私がお参りした2月25日は、梅花祭が開催され多くの地元の方々がお参りにこられていました。
境内には木々や草花だけでなく、江戸末期に奉納された道真ゆかりの「撫牛」(なでうし)、持ち上げれば若衆入りを認められた旧小松村の「力石」など地域の歴史を物語るものも置かれていて興味深いところです。
そう広い敷地ではないのですが、社殿裏には大岩が置かれた奥宮もあり、厳かな雰囲気に浸れます。参拝して境内を巡る人が絶えず、車椅子を押してもらって訪れる高齢者や体の不自由な人も目立ち、多くの人々に自然に親しまれている神社となっています。
梅の木の本数は全部で150くらいとのことですが、気軽に梅の香りを楽しめる町の名所として、これからも育っていって欲しいものです。


(撮影:2月25日)















