大エルミタージュ美術館展 ピーテル・ブリューゲル(2世)(?) 《スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色》
2017年 12月 21日

1615-1620年頃 油彩・板 ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18
実は、ピーテル・ブリューゲル(2世)の作とされるこのモティーフの作品は世界で約100点ほどのヴァージョンがあるそうで、私も国立西洋美術館の所蔵されているいわゆる旧松方コレクション作品も含めていくつかのヴァージョンを拝見したことがあります。
どれが素晴らしいのか、いや実のところ、どれがどうだったのか記憶が曖昧なのですが(笑)、
今回展示のこの作品も最も優れたバージョンの一つのようです。
ちなみにこれが国立西洋美術館所蔵作品。ほどんど違いがわからない(笑)。
なお、この作品は「楽しい人生を過ごしていてもようでも人生はあてにならない」という警句的作品だとのことですが、私には、そんなことどうでもいいほど、人々の姿が生き生きしています。