本薬師寺跡のホテイアオイ
2017年 09月 13日
薬師寺の前身にあたる寺跡である本薬師寺が脚光を浴びているのは、ひとえに、ホテイアオイの花の名所として脚光を浴びている故だと思われます。
南米原産の繁殖力の高い花で、もともと、大和の国原産ではありません。
別名はウォーターヒヤシンス。水草の1種で水面に浮かび紫色の花を咲かせます。朝につぼみが太陽の日照に合わせて開花し、夜になると萎んで翌日の朝に新しい蕾が花開きます。
一度開花した花は毎日入れ替わるので花は大変色鮮やか。
でも、朝開花した花は夕方に萎んでしまうので、一杯に鮮やかに咲き誇っていても、日照により次の日にはさっぱり咲いていないこともあるようです。
本薬師寺跡周囲にある1.4ヘクタールの水田には、毎年7月初旬に約14,000株が植えつけられ、最盛期には約400,000株の美しい紫色の花が水田一面に広がります。
今回、訪問した9月3日は、ピークを迎えておりました。ほんとうに、鮮やかで、多くの観光客が訪問しておられましたね。
(撮影:9月3日)