旧五条楽園を歩く(4)山内任天堂 ~任天堂発祥の地~
2017年 08月 25日

京都が世界に誇る大企業ニンテンドー発祥の地は、「京都市下京区正面通大橋西入ル」の地。
ニンテンドー創業者の山内房治郎氏は、1889年(明治22年)、この地の空き家を買い取り、「任天堂骨牌」を設立。自らの工芸家としての腕を活用し花札製造販売を始めました。
ちなみになんで花札なのかと言えば、この辺りの遊郭を取り仕切っていた、幕末から続く博徒一家(会津小鉄会)の事務所があったところで、博打用の花札やトランプにそういうニーズがおそらく身近にあったのかもなと思われます。
そして2代目社長が「合名会社山内任天堂」と「株式会社丸福」を設立して現在の任天堂へとつながっていく基盤を確実なものにしていきました。そしてファミリーコンピュータの大ヒットで家庭用テレビゲーム機メーカーとしての地位を不動にしたのはご存じのとおり。
昭和のレトロモダンな味わいの外観です。特に観光地化はされておらず中に入ることもできません。




