宝塚の住宅街に佇む歴史あるイタリアンレストラン「アモーレ・アベーラ」
2016年 01月 21日

住宅街の中にぽつんと、植物で囲まれた大きな門が開かれている。門をくぐれば、由緒ある建物から美味しそうな匂いが漂います。
戦後間もない1946年に宝塚にシシリア島出身の初代「アベーラ・オッツィオ」氏が始め、当時は宝塚のイタリア料理店の草分け的な存在で、東京南青山の「アントニオ」と並んで日本で最も歴史のあるイタリアンレストラン。

「アントニオ」を開いたアントニオ・カンチェーミ氏の親戚でもあアベーラ氏は、イタリア軍の元情報兵。療養先の宝塚で日本人女性と恋に落ち、店を構えた。1971年に自宅を改造して現在の場所に落ち着いたとのこと。
正統派イタリアンの「アントニオ」に対して、 「アモーレアベーラ」は肩肘はらぬ家庭料理という感じ。今流行のイタリアンとは全く違う味です。
日本で一番最初にピッツァを提供したお店でもあります。
戦後早々の開業ですので、食糧難の当時、イタリアンは夢の味だったに違いないと思われます。
場所柄、長くタカラジェンヌに愛され、歴代スターや現役のトップもたびたび訪れるとのこと。
料理はどちらかといえば、本場イタリアの家庭料理といった感じ
さて、今回いただいたのは、前菜盛り合わせ、スパゲティ・アッラ・プッタ・ネスカ、子羊のソテー、バルサミコソース。
そして、デザートにアッフォガート・アル・カッフェ。
子羊のソティ、バルサミコソースが絶品でした。
前菜盛り合わせ

「トマトとモッツアレラのサラダとタコのドレッシング和えと生ハムと果物」
アモーレ・アベーラでは先ずこれをオーダーしなくっちゃ。
スパゲティ・アッラ・プッタ・ネスカ

トマトソース・パスタのバリエーションの1つで、アンチョビやオリーブ、ケッパーの塩味や唐辛子の辛味を利かせた、刺激的なナポリの名物パスタ。名称は「娼婦風のパスタ」を意味するとか。
パン・グリッシーニ

子羊のソティー、バルサミコソース

アフォガート・アル・カッフェ


◆アモーレ・アベーラ
宝塚市南口1-9-31
TEL:0797-71-3330
営業時間:11:30~22:00 (L.O 21:00)
定休日:火曜日(祝日の場合翌日休)