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芸術の館 兵庫県立美術館 神戸 ジョルジョ・モランディ ― 終わりなき変奏

 20世紀イタリアを代表する画家、ジョルジョ・モランディ(1890〜1964)の日本では17年ぶりの個展「ジョルジョ・モランディ−終わりなき変奏−」が、県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1)で開かれています。

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モランディの故郷で、生涯にわたり近辺で暮らしたボローニャにあるモランディ美術館の全面協力のもと、同館所蔵品を中心に油彩約50点、水彩、素描、版画約50点が展示されています。

モランディは、何の変哲もないごく普通の瓶や容器を、さまざまに組み替え配置した静物画を多く描いた。というより、ごく一部の例外を除き、それしか描きませんでした。彼は、いかなる芸術運動にも参加せず、他の画家との交流もほとんどもたずに過ごしたのです。そこには、モランディの生き方や性格的なものもあったのかもしれませんが、何よりも彼の興味は、びんのある静物画とごくわずかな風景画という二つのテーマにしか注がれなかったのです。

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一見よく似た絵も、同じものはひとつもなく、色彩と形態が繊細に響き合う静かで瞑想(めいそう)的な独特の絵画世界をつくっています。

彼の個展を楽しめるかどうかは、彼の作品のわずかな違いを楽しむことができるかどうかにかかっています。

澄明な光の中に置かれた瓶は、明確な輪郭線、そして白、黒、黄色といった抑制された色彩によって、非常に瞑想的に描き出されています。私たちは、ここに画家の知的探求の成果を見ることができ、物の調和、リズム、輪郭、そして微妙な色調が忍耐強く分析されているのを感じることができます。


2月14日まで。開館は午前10時〜午後6時(金、土曜は8時まで。入場は閉館30分前まで)。月曜休館(1月11日は開館し、12日休館。12月31日と1月1日は休館)。一般1400円、大学生1000円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料。問い合わせは県立美術館(078・262・0901)。
by tetsuwanco | 2016-01-20 19:33 | アート

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by てつわんこ
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