朝日放送本社ビル ~新国立競技場設計の隈研吾氏作品~
2015年 12月 26日
今回の彼の新国立競技場のデザインは、木材を使うなど「和」をイメージしたデザインが特徴的で、「和の大家」とも称されている彼ならではの作品と言えるのではないでしょうか。
東京では、サントリー美術館、赤城神社/パークコート神楽坂(東京にお住いの方だったら、初詣は、神楽坂の赤城神社というのもいいかも。何気に運に恵まれそうですし(笑)。)、ザ・キャピトルホテル 東急など、数多くの隈研吾氏設計の建物は少なくないですが、関西ではそれほどありませんね。
そんな中でも、彼の関西での代表的建築物というと、大阪・福島「ほたるまち」に位置する朝日放送の新本社ビルではないでしょうか。

同放送局の朝の情報番組「おはよう朝日」で、新国立競技場が隈研吾氏設計案が採用されることになったことを伝えた際には、同社ビルが隈研吾氏設計であること、一言も触れていなかったことが不思議といえば不思議(笑)。

ひょっとして、同番組関係者は知らなかったのかな。

水と人々の生活がより親密となり、豊かな自然環境を都心でも楽しめる街づくりのさきがけとなる事を目指したこの建物は、地上レベルに街区の賑わいの中心となる「リバーデッキ」、中層部に「スカイテラス」を設けて川に開いた空間を楽しめ、外部空間と一体的に感じられるように設計されており、今回の新国立競技場のコンセプトと相通じるところも見られますね。






隈研吾氏設計のABC朝日放送新本社ビル、
名称 朝日放送本社
設計 隈研吾建築都市設計事務所
NTTファシリティーズ
竣工年 2008年
所在地 大阪府大阪市福島区福島1-1-30
交通 京阪電鉄「中之島駅」 ,
JR東西線,JR環状線,阪神電鉄「福島駅」