果たして、このレンブラント作品、彼の集団肖像画の傑作群や彼の自画像、そして深い精神性を感じさせる晩年の作品などと比類される傑作かというと・・・・
レンブラントは、奥さんや子供に歴史的衣装を着させて、それを描いたものが少なくないと思いますが、これも「ベローナ」もその一つでしょう。
戦争の女神、 ベローナを描いたこの作品”ベローナ”も傑作といわれているとのことですが、あまり、戦争の女神の衣装を身にまとっているが、らしくない(笑)。むしろ、私の眼には、たとえば、コスプレした彼の愛妻を描いたような「ほのぼの」としたほほえましい作品に映るのですが。