原節子さんが死去 昭和の大女優、95歳
2015年 11月 26日
「東京物語」「青い山脈」などで知られる昭和を代表する女優で、日本映画界に一時代を築いた原節子(はら・せつこ、本名会田昌江=あいだ・まさえ)さんが9月5日、肺炎のため神奈川県内の病院で死去していたことが25日、分かったとのこと。
ご冥福をお祈りいたします。
私が、「東京物語」などの小津安二郎監督作品を意識的見始めたのが、今から30年ほど前のこと。
↑尾道・浄土寺前にて 原節子さんと笠智衆さん 「東京物語」より。
山口百恵世代の私からすれば、遠い昔の女優には違いないのですがが、それでも、数々の小津作品を通して、ある意味、日本人離れした気品ある女性として、私の中では、「日本のグレタ・ガルボ」、あるいは「日本のマリーネ・デートリッヒ」的存在でありました。
ところで、この11月の3連休に、実は、浄土寺、竹村旅館を含め、「東京物語」のロケ地としても知られる尾道方面を旅行してきたのですが、未だにロケ時の原節子さん関連の逸話が語り継がれていたのに驚かされたばかりでした。以前、尾道を旅行した直後にも、笠智衆さんがお亡くなりになった報に接したことがあり、偶然とはいえ、重ねて別の意味で驚いています。