松江堀川遊覧船
2015年 10月 06日

松江城築城(1611年)と同時に造られ、今もそのままの姿を残している堀川。

松江のように天守閣と堀が当時のまま現存する城下町は全国でも珍しいですね。

この堀をゆったりと巡る「堀川めぐり」の遊覧船に乗ってみました。何カ所か、乗場はあるのですが、松江堀川ふれあい広場から乗船しました。

3.7kmの距離を50分かけて、小船で巡るのですが、船に揺られながら見る松江城下の懐かしい日本の風景、築城400年の時を越えその姿をいまだに残す森の自然や堀の美しさを満喫することができました。

川面を渡る風は時を忘れさせ水辺の鳥たちは訪れるものの心を和ませてくれます。


堀川には17もの個性豊かな橋がかかっています。船は全長8m、幅約2mの小さな船なのですが、幅ぎりぎりの水路も通り、低い橋を通るときは、屋根を下げないと通行できません。


外堀、内堀は、一部埋め立てられており、幅が狭くなっていますが、ほぼ完全な形で残存しています。
江戸時代の城下絵図と現在の住宅地図とを比較すると、城下の堀・町の構造がほとんど変化がないとのこと。昔と変らず、城を中心として町があり、お城が町に溶け込んでいます。

このような要素が相まって、松江は旅行者にも不思議な落ち着きを与えるのでしょうか。

